蘭の花・随感【 山本瓔子・詩のギャラリー公式サイト】


蘭の花 2005/7/21

詩心のたぎるのを覚えながら、山道や丘陵地帯を歩いていると、野草の中にランの花が咲いていて、思わず歩みを止めることがある。

エビネやシュンランなどは、至る所ごく普通に見られる花で、シュンランの花の塩漬けは、お茶に入れて飲むと風情があるし、シランやカキランなど花の色が、実に美しい。

いまは故人となった私の祖父は日本画家だったので、私も、蘭の描き方など教わり、詩を添えて楽しんだ。

同じランでも、趣味栽培家に愛好されるのは、東洋ランよりも花型の大きい洋ランの方が盛んである。

カトレアは花の王様の風格を持つし、シプリベジューム、デンドロ、シンビ、各々気品がある。

ある時、その祖父が観音竹をどこからか沢山買い込んできた。

それで私が、それよりもランでもやって、切り花を売れば親株は減らないし、どんどん増やしていけると、勧めたことがある。

ある人が、春に一本分けした大磯ランが、秋までに11本立ちになったという。

仮に一本が十本に殖えたとしても、八年目には一億本という厖大な数になる。値段の方が下がりに下がって、一本一円に売っても、一億円になるから、どう考えても損をする筈がない。

話半分に聞いても五千万円……。十年間、専ら殖やすだけで売らずに我慢して「ひとつランでもやろうか」と、話したが、やっぱりクダランということに落ち着いた。

うたや絵を愛する者は、やはり、花も愛でるだけがふさわしいようだ。


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