書の名宝展・随感【 山本瓔子・詩のギャラリー公式サイト】


書の名宝展 2008/9/13

2008年の7月中旬、開催まもなく、一度観てきました。

でもどうしてももう一度、あの躍るような

見事な書に逢いたくて、また出向いて行ったのです。



前回の時は、観たあとに、私の作品が上演される

音楽会が、上野の東京文化会館で開催されて

いたので、そちらの時間を気にしながらの観覧

でした。


今度は違います。

何時間かけてもいい状態でしたが、そうは

いきませんでした。

混雑が凄かったのです。



最初の時は随分空いていました。

意外なほどで寂しかったけど、今度は

もうまもなく終了ということで、随分多くの人が

観ていらっしゃいました。

まだ日本には、こんなに書を愛する人がいるって

嬉しかったですねぇ。




ああ、またこの書に会えたと思うと、身震い

するほどの感激でした。



随所随所で鳥肌が立つのを覚えながら・・・

また感動でこみ上げるものを感じながら・・・、



顔真卿の「行書湖州帖」

黄庭堅の「諸上座帖」

その躍るような行草書。



「蘭亭序」を筆頭に、国宝級13点を含む

書の名宝65点が、中国国外で展示されるのは

史上初めてのことだそうです。



前回観た時、私が疑問に思い、記していたように


【「蘭亭序」は真筆はない筈だ。私が書道の師範を

とった昔はそう言われていた、それがあった・・・???

序文をまねて書かれたものは、いっぱい現存するけど

真筆はない!!筈だ。】


という疑問に今回ゆっくり見直すことによって、

ハッキリした回答が得られました。


私の記憶に間違いはありませんでした。



蘭亭八柱第一本、第二本、第三本・・と言う風

にあって、展示されている第三本は馮承素(ふう

しょうそ)につくらせた傑作でした。

太宗皇帝は「蘭亭序」をこよなく愛し、自らの

陵墓に副葬させたため、王羲之の現跡が

全く存在しない今日、この八柱第三本は

本来の書風を類推する上で貴重な作品なのです。




懐かしすぎる「姜立綱」の「楷書節録張載東銘冊1,2」

を私はいま目の前にしているんだ、と言う、戦き。



それからはじめて目にした「沈度(しんど)」の

「楷書敬斎箴」・・・・私を再び呼び寄せた第一は

これでした。

なんという美しさでしょう。平明な楷書です。


永楽帝が明朝の王羲之と絶賛して

やまなかったのが沈度でした。

宮廷内で勅命を浄書するためには、なくては

ならないものだったでしょう。


ほんとうにため息と体の震える、名宝展でした。

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