阿修羅展・随感【 山本瓔子・詩のギャラリー公式サイト】


阿修羅展 2009/4/14

阿修羅展に涙が出るほど感動しました。

阿修羅展

奈良・興福寺創建1300年記念の
国宝阿修羅展が、東京・上野の
東京国立博物館の平成館で
催されています。(2009年6月7日まで)


桜の淡いピンクが、四囲をまさに
染め尽くさんとする一日
上野まで、足をのばしてきました。

まず、釈迦に従った十人の高弟を
十大弟子と呼びます。
それぞれの人が、その苦悩や能力を
内に秘めて、それがおだやかな表情に
垣間見られます。

八部衆というのは仏教を守護する神で
元々はインドの神です。
仏教に取り入れられて、守護神となり
変わった姿が特徴です。

それらのうち現存する14体が
すべて揃いました。


阿修羅はインドの神の中でも
暴れん坊で、仏教の布教を妨げる
ものでした。

それが説法を聞く内に、釈迦を
守る役割となります。

この美少年と、幼さが残る八部衆の
なかの2~3人の、真剣そのものの眼差しに
私は心底打たれました。


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阿修羅よ


阿修羅よ
その溢れんばかりに
涙ぐんだ眼差しは
何をみつめているのか

その寄せた眉根は
何を聞いたからなのか

胸元で手を合わせ
少しおとがい(顎)を引いた
前屈みのお姿には

それまでの
重ねてきたいたずらは
影をひそめている

めて(右手)のかんばせ(顔)
くちさきら(下唇)噛み
溢れくる涙を耐え


ゆんで(左手)のかんばせ
超えた思いか
決意のきざしさえも

そして涙の奥には
成長したあなたが見える


いつ悪業を仕掛けようと
機をはかる
少年神よ

眼前におわす釈迦の説法は
あらゆるものを
消し去って

ただひたすら
ひっそりと
仕え奉らんとや

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感動の極みとでも言いましょうか、
見れば見るほど奥深くなってゆく
阿修羅に
「アルフィー」の高見沢俊彦さんが
参加する「阿修羅ファンクラブ」が
あるというのも、頷けます。

脆弱な仏像を運ぶのに、最先端の
軍事技術があったとも、聞きました。

蛇足ながら
至近距離で、ガラスなし。四方から
遮るものなく見られるとはいっても、
前知識なしで拝観したのでは、
見落とすことも、多々あります。

カラーの写真でじっくり
見てから臨んで、
解説も一通りご覧になってから、
行かれることを
オススメします。

感動!!阿修羅展(詩・改作しました) (2009年4月16日 記す)

阿修羅よ



阿修羅よ

その溢れんばかりに

涙ぐんだ眼差しは

何をみつめているのか






その寄せた眉根は

たった今

何を聞いたのか





胸元で手を合わせ

少しおとがい(顎)を引いた

前屈みのお姿には



それまでの

重ねてきたいたずらは

影をひそめてしまった








     三つのおもてを持つ

     美少年よ





     めて(右手)のかんばせ(顔)

     くちさきら(下唇)噛み


     溢れくる涙を耐え

・   



     ゆんで(左手)のかんばせ

     超えた思いと

     涙の奥に

     決意のきざしさえもみせて


     嗚呼


     成長した姿が見える









阿修羅よ

いつ悪業を仕掛けようかと

機をはかる

少年神よ






眼前におわす釈迦の説法は

あらゆる思いを

消し去って



そなたを

蒼いしじま(沈黙)の中へ

いざな(誘)う







四囲を虚空にして

説法の声だけが




あるときは

流れのように涼やかに

またあるときは

大地を這うように重々しく

重なり合って谺する







        鈴のような響き


        遠く聞く耳鳴り


        渇いた心にしみ入る清水





        あふれくる胸を

        あふれくる泪を

        ひたすら堪えて

 ・

 ・

        ひっそりと・・・

        仕え奉らんとや

        阿修羅よ

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